2023年入社株主サービス大阪センター相続手続グループ
損害保険の事務を経てキャリア入社。長期的なキャリアを見据え、ワークライフバランスを意識しながら、広く社会に貢献できる日本経済のインフラ業務に関わりたいと考えて転職。現在は、株式の相続に関する手続きに従事している。
前職では、損害保険会社の営業や代理店から送られてくる書類をチェックし、それをデータ化する業務が中心でした。事務のみを専門的に行う環境だったため、自分に合った職場だと感じていましたが、社員が少ないこともあり次第に業務量が増加し、慢性的な残業が発生するように……。心身ともに余裕がなくなり、転職を考えるようになったのです。
それでも金融関係の事務職には興味があり、転職を考えた際も同様の業務に携わりたい思いがありました。そして、金融業界での事務職を探していたところ、当社を知ったのです。転勤がなくずっと大阪で働けるという点も含め、魅力を感じました。
さらに、「株式市場のインフラを担う業務」という点に惹かれました。株式は経済活動において重要な役割を担っており、その実務は長期的に安定した仕事だと思い応募を決めました。
現在、私は株主さまが亡くなられた際の株式にかかる相続手続きを担当しています。業務内容は、相続人から提出された戸籍謄本や印鑑登録証明書などの書類を確認し、それらの書類が揃っているか、情報が正しいかをチェックすることが中心です。例えば、手続書類に書かれた株主さまの住所が株主名簿上の住所と一致しているか、相続される株式の数が正確か、相続人全員の署名と捺印が揃っているかなど、細かい部分まで確認します。
この仕事に就いたばかりのころ、一番驚いたのは働きやすさに対する配慮が行き届いていた点です。株式や相続に関する知識がほとんどなかったので不安でしたが、研修制度がしっかり整っていて、基礎知識から実務まで丁寧に教えてもらえました。特に入社直後は、先輩社員がマンツーマンでサポートしてくれますし、どんな初歩的な質問でも快く答えてくれました。
また、ワークライフバランスが良好であることにも驚きました。たとえば、5営業日の連続休暇を年に2回も取得できる制度があり、全員がしっかりと休暇を取ることが奨励されています。
今の職場の魅力を語る上で、ぜひ伝えたいのは社内でのサポート体制とチームワークの良さです。忘れられないのは初めて5日間の連続休暇を取得したときのこと。以前の職場では、長期休暇を取ることが難しかったため、連続休暇の制度があると聞いても実際に取れるのか不安でした。ところが、当社では連続休暇を「取れる」ではなく「必ず取る」という考えが根付いており、役席から新入社員まで社員全員が5営業日の連続休暇を年2回取得します。私もつい最近、5日間の連続休暇を取り、趣味の旅行や舞台観劇を楽しんできました。
社内のコミュニケーションもスムーズで、困ったことがあればすぐに質問できる環境です。特に印象深かったのは、相続手続きの複雑な案件に初めて取り組んだとき。提出された遺言書の内容が曖昧で、どう進めるか悩んでいましたが、すぐに先輩が相談に応じてくれて解決できました。
こうした経験を通じて、助け合いの文化がしっかり根付いていることを実感しています。
今後の目標は、まず銀行業務検定試験「相続アドバイザー」に合格することです。この試験に合格することで、現在担当している株式の相続にとどまらず、相続税や遺産分割に関する知識、さらには家族構成や遺言書の書き方など、相続全般に関する知識を深められます。株主さまにより幅広いサポートを提供できるようになりたいですし、学びから得た知見を後輩の指導にも役立てていきたいです。
さらに、今後は業務のマルチタスク化にも挑戦したいと考えています。現在は主に書類の確認業務を担当していますが、今後は不備の案内や受付作業など、業務全般を習得し、幅広い業務に対応できるようになりたいです。先輩方の中には、すべての業務を一人でこなしている方もいます。私も、いずれは業務全般に精通し、チームの中でリーダーシップを発揮できる存在になりたいです。そのためにも、まずは一つひとつの業務を着実にこなし、知識と経験を積んでいきたいと思います。